美容鍼とは内側から肌に対してアプローチする施術！

美容鍼とはどういうものか、分からない人も多いのではないでしょうか。実際に美容に効果があるとはいってもどういうものかがわからないために、試せない人がいるかもしれません。そういう人のために美容鍼とはどういうものかについて詳しく解説していますので、この機会に一度試してみませんか。

1. 美容鍼は肌の内側からアプローチできる

美容鍼は、肌の内側に対して鍼を入れることで美容の悩みを解消する施術になります。顔に美容鍼を打つことで皮下組織を刺激し、血流を活発にします。血流が活発になれば顔が明るくなったり、栄養分や老廃物の循環が良くなったりしますから、肌の新陳代謝を活発にするということです。鍼により顔に細かい傷をつけることになるので、それを修復しようとしてコラーゲンやエラスチンができ、それにより肌のハリや潤いがアップします。

美容鍼の施術を受けることで短期的に、クマやむくみの改善やリフトアップの効果を示すことが可能です。何度も施術を受けることで肌のターンオーバーを促進し、肌質改善につながります。顔だけでなく全身においても鍼を打つことで身体の働きを活発化することが可能です。

2. 美容鍼で用いる鍼の太さはどのくらいか？

美容鍼で用いられる鍼の太さは直径0.1～0.2mmです。使用する鍼の太さは鍼灸師によって異なりますが、太さの違いによって効果が異なるわけではありません。人間の髪の毛の太さが0.1mm前後ですので、髪の毛ほどの太さだという風に認識しておくと良いでしょう。注射針に比べると相当細いので、それほど怖がる必要はありません。

実際に使用する時には1本だけ使用することは稀で、周辺に複数の本数を使用しながら効果を出していきます。どのくらいの本数を使用するのかは具体的な症状によって決まってきます。一般的には顔に30本から50本ほど使用していることが多いでしょう。

3. 美容鍼の施術は痛くないのか？

美容鍼を受ける時に気になることは痛くないのかということでは無いでしょうか。痛みに対して敏感な人であればどうしても気になるポイントです。

美容鍼について鍼灸師に尋ねてみると大抵の人は痛くないと答えるはずです。痛みを感じる程度は人それぞれですので、状態などによっては痛みを感じやすい可能性があります。そうは言っても鍼自体がとても細く、打たれたとしても一瞬チクッとなる程度です。

美容鍼の太さによって痛さの感じ方が異なっており、太い鍼を使ったほうが痛覚への刺激が増しますので、結果的に痛みを感じやすくなります。別の言い方をすれば細い鍼を用いることで痛さが感じにくくなるということです。

4. 金属アレルギーがある人でも美容鍼の施術は受けられるのか？

美容鍼は鍼の部分が金属ですので、金属アレルギーの人にとっては気になるところではないでしょうか。実際に美容鍼が原因で金属アレルギーを発症する例はまれなケースです。美容鍼自体は使い捨てでシリコンがコーティングされたステンレス製ですので、金属の中でもアレルギーが発症しないものです。多くの人の場合は鍼が原因でアレルギー反応が出ることは無いと言ってもいいでしょう。

しかし敏感肌でアレルギー反応が出やすい人の場合は、鍼灸師に対してあらかじめアレルギー反応が出やすい旨を伝えることで使う本数を減らしたり、使用する鍼をよりアレルギーが出にくい素材にしたりすることが可能です。

5. 美容鍼による内出血のリスクがある

美容鍼のデメリットの一つとして内出血のリスクが挙げられます。鍼を入れた時に毛細血管を傷つけた場合に内出血が起こります。内出血が起こると一定期間皮下に出血が残りますので、人前に出る仕事の人であれば気になるところではないでしょうか。

内出血に関してはいくら細い鍼を用いたとしても100％回避できませんので、誰にでも起こり得ることだと認識してください。内出血が出たとしても3日から10日ぐらいで消えるもので、一生残るものではありません。内出血が残っている箇所がどうしても気になるならば、ファンデーションなどの化粧品である程度隠しても良いでしょう。

6. 美容鍼に失敗しないためにも技術力が高いところを選ぼう

美容鍼に失敗したからと言っても、美容手術をしているわけではありませんので、思った通りの効果が出なかっただけです。そうは言っても美容鍼の施術を受けるのであればそれなりの効果を求めたいので、技術力が高い鍼灸師がいる整骨院で施術を受けた方が良いのは言うまでもありません。

美容鍼はとても美容に効果がある施術ではありますが、内出血が起こる可能性が捨てきれませんので、結婚式など大切な用事がある場合には、あらかじめ鍼灸師に伝えておくとそのことを考慮してくれます。また大切な用事がある前日に来るのではなく、余裕を持った日程で施術を受けてしっかりと効果を出したほうが良いでしょう。